すべてを投げ出したくなった時、静かに思い出すこと

飽きたのではなく、深まりたかった
日日hibi 2025.05.19
誰でも

大切なあなたへ

ふと自分に飽きてしまったような気持ちになることがあります。毎日同じことの繰り返しで、新鮮さが失われてしまったように感じたり、何をしても心が動かなくなってしまったり。自分という存在にワクワクできず、すべて投げ出したくなる―そんなとき、心の中で大事にしていた灯火が消えてしまったような感覚にとらわれるかもしれません。

自分に飽きてしまったと感じるとき、あなたはどうしていますか?

立ち止まって遠くを見つめてみますか?それとも、新しい刺激を探して動き出しますか?

そもそも「自分に飽きる」とは、今までの自分がもう次のステージへ進みたいと願っているサインなのかもしれません。

人は変化し続ける生き物です。昨日まで心地よかった殻が、成長した今日は少し窮屈に感じられることもあるでしょう。「飽きる」のは決して怠惰や弱さではなく、新しい自分に出会うための静かな合図。そう考えると、飽きてしまった自分もどこか愛おしく思えてきます。

では、どうやって自分にもう一度火を灯せばいいのでしょうか。

まずは小さな火種を探すことから。忘れてしまった「最初の気持ち」や、胸の奥できっとまだくすぶっている小さな好奇心。小さくても新しい火がぽっと灯る瞬間があるはずです。それは弱々しい光かもしれませんが、暗闇を照らすには小さな火でも十分なのです。

自分に飽きてしまった時は、実は新しい自分に生まれ変わる途中にいるのかもしれません。でも慌てなくても大丈夫。灰の下に隠れていただけの熱を、もう一度自分の光に変えていきましょう。

またお手紙書きますね。

無料で「日日是好日」をメールでお届けします。コンテンツを見逃さず、読者限定記事も受け取れます。

すでに登録済みの方は こちら