未来から過去へ流れる時間の中で
大切なあなたへ
こんばんは。今日はゴールデンウィーク最後の日です。どんな思いで過ごされていますか?
私はといえば、気圧の変動に体がついていかず、自律神経がやられてしまい、くしゃみと鼻水が止まらなくなってしまい、やりたかったことがろくにできずに、ほとんど横になっていた日でした。笑
でもよく考えてみれば、この「やりたかったこと」がクセモノでして、内容は会社の仕事で残ってしまっていたことをやり切ることだったんですね。本当にやりたかったことというよりは、どっちかといえば「やらなくてはいけない」と思っていたことでした。それじゃあ体が拒否して当たり前だよなあ…と。体に自分の本心を教えてもらったんだと思います。
ところで、あなたは自分の本音に正直に生きているという実感はありますか?
私はといえば、ご覧の通り、まだまだ自分の本音100%で生きるということはできていないなあという感じです。とはいえ、これでもだいぶ本音で生きれるようにはなってきたかなと思います。
どうしてそうなったかというと、それは考え方の変化があったからと思います。
2年前ほどでしょうか。仏教で「未来から過去へ時間は流れている」という考えに触れることがありました。私はずっと「過去の経験が自分の未来を作る」と信じて疑いませんでしたが、この教えでは、「未来から過去が作られる」という真逆のことを伝えています。
人は「過去の延長線に未来がある」と考えていると、過去にとらわれ、過去の記憶から作られた自己イメージを引きずってしまう。「過去の自分はダメだったから、未来の自分もダメだろう」と考え、それにふさわしいふるまいをとってしまうそうなのです。ですが、「よい未来」から見れば、どんな現在も過去も「よい未来」を作るために必要な出来事だということになるのです。
この考えに触れて、私は本当に驚きました。私が自分の本音に正直に生きれないのも、私が「よい未来」を想像せずに、過去の失敗を引きずり回しているからなのだと。
確かに思えばその通り。「私には過去の功績からできることでしか、お金をもらう価値がない」とどこかで自分を縛っていたら、本当にその現実が出来上がってしまうのです。
もちろん、この過去の執着や考えを払拭しきれていないわけですから、今日もこうやって体調を崩していたりするわけですが(笑)。でもこういう変化が自分に起きるたびに、私はこの未来→過去の話を思い返します。
人間は非力な赤ちゃんの状態で生まれたのに、いつの間にかひとりの大人として立派に人生を充実して生きるようになる。それは周りの人がサポートしてくれたからだけでなく、成長の過程で「未来を思い描く」力がとても強かったからなのではないかと思います。
ゴールデンウィーク何もできなかった、終わってしまった、といった過去を引きずるより、6月に向けてどんな自分になれるか未来を想像することを今日の夜から始めてみませんか?
それではまたお手紙を書きますね。
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