きれいなものを見過ぎた結果

潔癖になっていく自分は怖い
日日hibi 2025.03.03
誰でも

大切なあなたへ

先週は旅に行っており、1週間空いてしまいました。久々になったらもう3月ですね。

春のシーズンが到来!という気候でもあり、華やかでゆるやかな雰囲気が漂うシーズンになってきました。こんな時こそ、私は危機感を感じてしまうタイプでもあります。なぜなら、財布の紐が緩んだり、適当なことを約束してしまったりするのがこのシーズンだからです。自分がコントロール力を失いやすい時期なんですよね。笑

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日本は1億総中流社会と言われますが、その横並びの社会の中で養われた感覚のひとつに「清貧の美しさ」というのがあるのではないかと思います。なんとなく、貧乏は暇なしだし、あまり多くを求めないほうが良いし、出る杭は打たれないように静かにしておいた方がいいな、すべてはぼやかして曖昧にしておくのが美しい、なんてことを体の感覚で感じて育ってきていると思うのですね。

だからと言って、「今の教育が間違っている!日本の再起を!」などと言うほどの気力を持ち合わせた人間ではないのは、皆さんもご存知の通りだとは思うのですが…笑。

でもすごく危機感を持っているのは、「美しいものを見せられすぎて潔癖になっていないか?」ということです。私たちは当たり前のように排泄をするし、植物や動物から命をもらって食べて生きている(間接的に動植物を殺めています)。そして、「人生はお金じゃない」なんて綺麗事を言いつつも、お金に頼って生活をしています。

この事実に一番悩まされているのは、そんなふうに生きている人たちそのものなんじゃないかと。私たちが、育てられ自分でも育ててきた「潔癖さ」が自分を悩ませている原因になっているんじゃないかと。

じゃあどうすれば悩まないかというと、「自分なんてそんなタイソーな人間じゃないよ」と開き直ることなんじゃないかと思います。笑 誰からか力をもらわないと生きていけないし、嫌なものは嫌だし、自分の意思を無視するのもなんか違う。「もういいじゃん、今自分が幸せだったらさ」と、脱力系で生きるということがいいと思うんですよね。

それをすると不思議と周りに生かされている感謝も出てくるものです。「あ〜私ほんと、今この日本で、いろんな人に支えられて生きてる!最高、ありがとう皆様!」と。

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ゆるまる春だからこそ、自分の中の潔癖さやコントロールしたいという気持ちも一緒に少しゆるめていけたらいいなと思います。真面目にばっかり生きていたら疲れちゃうからね。でも散財には気をつけたいところですネ😅

素敵な春をお過ごしください。

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