弱さが自分を作っている
大切なあなたへ
毎日酷暑ですね。どうぞお身体お気をつけください。
さて、あなたは自分の弱さを知っていますか?心の弱さや体の弱さ、色々あると思います。私も後輩の教育担当をするようになり、その「弱さ」というものの正体に向き合う機会が増えてきました。
若い子たちには希望もあるけど、不安もセットであるということ。
わからないことは怖いことだし、いきなり弱さを受け入れることも克服することもなかなかできない。すると、自分に足りないことばかりが目に見えてきて、焦ってしまう。後輩たちは、私にそんな姿をたくさん見せてくれました。
でも考えてみれば、弱さは自分の「らしさの源」であることを私は経験上知っています。
能力が足りない、お金が足りない、体が言う事をきかない、自分のことが嫌いすぎる。
どんな時も、その時の心細さや不安があったからこそ、今は自分の人生が「ただそのままでいて嬉しい」と思うようになれたこと。何ひとつ付け加える必要なく、元の自分のままでありがたいということを知りました。
なぜなら、私たちはどんなに辛いことが起きても「大丈夫」だからなんです。むしろ辛さ自体も楽しさに感じているはずだからなんです。
もしあなたが、この人生100年くらいを、何の心配もなく、つつがなく過ごしているとしたらどうでしょうか。きっと発狂してしまうくらい退屈で、虚しくて、何か起こしてやろうって思うんじゃないでしょうか。「こんなもんじゃない、こんな人生じゃない」って思うんじゃないかと思います。
人間がなぜ生まれてきて、いろんな経験をするのか。それはきっといろんな感情を感じて感じて感じまくって、「もうこれ以上感じれないよ!」というくらいまでに経験をするためなんじゃないかなと思うのですね。
私が神様だったら、「よしよし、じゃあもっといろんな感情を味わってもらうためにちょっと試練を与えてあげよう」ってしてると思うんです。
だから、その試練を通じて、自分の弱さをここぞとばかりに知ったら、その弱さの裏側にあるものを自分で見つけて、それを磨き上げた先に「ああ、自分ってこんな人間だったんだ!」っていう感動が待ってるんじゃないかと思うのです。
だから、大丈夫なんです。その時は「大丈夫なんかじゃないよ!無責任なこと言うなよ!」って思うかもしれないけれど、自分で答えを見つけたら絶対に大丈夫なんです。
そしていつか、「あの時、弱さを見つけられたから今人に優しくできるし、弱さを乗り越えて自分を愛している」と言える日が来るはずなんですよ。
焦らずに待ちましょう。じっと自分の胸に寄り添ってあげましょう。大丈夫、大丈夫。
また、お手紙を書きますね。
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