やりたいことがやれないは幻想
大切なあなたへ
お元気ですか?いよいよ梅雨が始まろうとしている気配を感じています。ジメジメ・モヤモヤする季節、心がモヤッとしないような環境作りもきっと大切だと思います。私もできるだけ、部屋の湿気とりのためにファンを回したり、目に見えるものを減らして、すっきりとした気持ちでいれる工夫をしています。
さて、私は最近気づいたことがあります。それは自分の激しい妄想癖について(笑)
ずっと自分は「やりたいことがやれない」と思っていたなと。だからあの面倒くさい出来事も、いつまでも終わりのない地獄のような仕事もたくさん嫌なことが降りかかってくると。
そんな時にSNSでキラキラしている人を横目に、自分がちっぽけで小さな人間に思えてくる。どうしてこんな毎日なんだと辛くなってくる。でも面倒なことも仕事もやらないと生きていけない。今の自分にはこうするしかないんだと自分を説得してきました。
でも実際には、SNSでキラキラしているあの人の裏側も知らないし、面倒なことや嫌なことの対価としてもらっているものもたくさんある。達成感や人とのつながり、そういったことに目が向けられなくて、自分に心の余裕がないことをそのせいにしていたのだと。
結局は、「面倒なことや嫌なこと」がその時の自分の「やりたいこと」だったということに気づきもしませんでした。そこには、ひたすら環境や周りのせいにする他責思考が蔓延っていたんだと思います。
本当に「やりたいこと」に向き合って自分の理想を言語化することもなく、ただ流れるように毎日を過ごしていたら、それはそうなる。
だったら今度は「やりたいこと」の矛先を変えて自分でしっかり設定すればいいんです。大それたことじゃなくていい。ほんの少しのジャンプをするということです。
私はレコードのある暮らしがしたいとずっと思っていました。ふと思い立って、Amazonでレコードプレイヤーと好きなアーティストのレコードを1枚買ってみました。なんと2つ合わせて1万6千円で買えました。今まで調べもせずに「レコードを買う余裕なんてない」「部屋にものが増えるのは嫌だから」と自分に言い聞かせていたんです。でも調べたら自分の1カ月の食費よりも安く買えることがわかりましたし、それを迎い入れるために部屋のいらないものを減らしたら、空間も心もスッキリして、まるでレコードが自分のお守りのようになりました。
「やりたいことをやれない」ということの大半は妄想。だってこんなゆるい現代で、やりたいことを我慢できるほど人間は忍耐強くないから。だいたい毎日やりたいことやってます。だけどSNSとかで「やりたいこと」のレベルが段違いに違うように思わされる毎日を過ごしているだけです。
「複雑な世の中だ」と言われた言葉を深刻に受け止めて、「生き抜けるかな?」「今の自分で大丈夫かな?」「あの人と比べたら自分はやばいんじゃないか?」という呪いを自分でかけているんです。
でも私は今日も生きていて、毎日美味しいコーヒーを飲んだり友達とご飯を食べたりしている。それのどこが深刻なのだろう?現実はよりイージーなはず。
大事なことは、自分の妄想と現実の区別をできなくなるほど、勝手に自分で現実を捻じ曲げて複雑にしないことなんだと思います。
今日もありのままの自分で、ラフにやりたいことをやって生きていきましょう。
またお手紙を書きますね。季節のジメジメ、なんとか乗り越えていきましょ。
なんでもできるフリートークの枠を作ってみました。ただお話しするだけでも、コーチングも星詠みも、キャンドルのオーダー相談もなんでもOKです。
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