あなたはすでに完璧

ダメなところ探しをやめる
日日hibi 2024.05.16
誰でも

大切なあなたへ

お久しぶりです。少し忙しくて、月曜日にお手紙が書けませんでした。遅ればせながら今日、じっくりお手紙を書いてみます。

ここ1ヶ月くらい、忙しくて自分を見失ってしまいそうな日々を過ごしていましたが、気持ちは今までになくどっしりとした気持ちで過ごせていたなと思います。

直近では、社会人になりたての若い子たちと濃密な日々を過ごしていましたが、そこで衝撃的な発見をしたのです。

一生懸命に吸収しようとしている若い子たち。振り返りの会では、「〇〇ができなかった。これを次やれるように頑張ります。」「先輩たちの時間を奪ってしまって申し訳ないです。」などの自分ダメダメ未熟ですモードのオンパレードでびっくりしてしまいました。

私も社会人になりたての頃はこうだったかな?と振り返ってみました。確かに、「先が見えない。どうなるかわからない。自分は大きな社会の中では未熟で弱者だ。ここから何かを獲得して立派な人間になっていかないといけない。」そう思っていたかもしれない。

そして、もしかしてそのマインドが、10年以上経った今でもかすかに残っているのでは?と思いました。新しいことに挑戦する時、新しく人間関係を構築していかないといけない時、ずっとこの「ダメだから頑張らなくては」というマインドで向き合っていたんじゃないかなと。これはおそらく、学校教育などで「反省をする」「ダメなところを補って満点を取る」ということを植え付けられていたからかもしれません。

でも果たして、頑張って満点を目指した先に本当に完璧な自分像はあるのか?というのがとても疑問です。そもそも自分の完璧像が描けているかも危ういところ。

そう考えてみたら、すでにもう今の自分で完璧なのでは?と思ったんですね。

言葉で「〇〇ができてないダメな自分なんだ」と追い込むことで、自分を「ダメな人間です」と公言することで、自分自身に可哀想な人間だから仕方ないと言い聞かせていたり、周りに認めてもらおうとしていたんじゃないかなと。

***

「今も完璧な自分だけど、もっと良くなりたい。」

もし、今より良くなりたいという純粋な思いを表現するには、言葉の使い方がとても大事なんだと気づきました。

「どうしてダメなんだろう?」「何が悪かったんだろう?」という言葉と

「もっと良くなりたい」「もっと良くなるにはどうしたらいいだろう?」では、だいぶ見えるものが違ってくると思いませんか?

そして、「(何かよくわかんないけど)とにかく頑張る!」と意気込むよりも、「自分のポテンシャルを最大限に発揮するわ!」という風にあった方が力が湧きやすいと思います。

***

若い子たちに、毎日「できないことよりできることをたくさんみてみよう!」「得意を伸ばしてみよう」「それ面白いね〜!いいね〜!」と声がけを繰り返してきた3週間。

最後にみんなでお話しした時、「〇〇ちゃん(=私の愛称)、ありがとう〜!すごく楽しかった。またお話ししたいです!」と言ってくれた若い子たちのスッキリした笑顔がとても印象的でした。

日本では昔から「言霊」という言葉があるけれど、こんなにも言葉で人は変われるということに感動した体験でもありました。あなたは毎日、どんな声を自分にかけていますか?

私から最後の一言声がけを。

「あなたはすでにそのままで完璧です!今日もポテンシャルをゆるく発揮していきましょうね。」

また来週月曜にお会いしましょう。

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